いのち、をかんがえる

自分自身がこのうつ病という、厄介な心の病にかかって、もう2年。ADHDの診断が下って1年半過ぎ、ASDの気質とHSP気質のため、いまでも社交不安、肉体的・精神的疲労を感じ、不眠は慢性化して、体調も胸苦しさを覚える日々が続く。また、実生活でも、一度にたくさんの事を頼まれると、パニック発作を引き起こすため、主治医との話し合いで、結局、復職より、2020年10月31日を以て休職期間満了退職とするのが良いだろうとなった。
うつ病の症状は日によって変わる。そこそこ動ける日もあれば、全く動けず、ほぼ一日中(薬の服用時以外)床に伏す日もある。
そのため、転職活動にドクターストップがかかっている状態になっている。精神障害者福祉手帳も申請中であるが、まだ手元にはない。現在は、障害年金の申請中だが、病歴を書くのが大変なのだ…。
転職活動にドクターストップがかかっている間は、無収入の状態である。本来なら300日でるはずだよ、なんて周りには言われるが、職安に離職票を持っていったときに、医師の意見書書いて持ってきてといった職員と、意見書をもって再度職安に行ったときに離職票延長手続きをした職員には、そんなこと一言も言われなかった。だから、その間って無収入になりますよね…って聞いたら頷いて、役所本庁で生活保護の手続きするようになりますね…だとよ。
だから、行ってやったよ、本庁に。とりあえずは障害福祉課に行ってそういう、障害者にかんする一時的な措置はないか職員の人に聞いてみたのだが…「そうなると、もう生活保護になっちゃうのでね~」。またですか…。最後のセイフティネットを使わにゃならんのか…。とまあ、意気消沈して、世界的建築家が設計した、美しい庁舎の天井を見上げたら、悲しくなってきたんだよ…で、考えたんだよ、「私は何のためにこの世に生まれてきたんだ」と。「こんな惨めな思いして、きれいな建物を感動でなく悲しみのなかで見つめるためじゃないよな」。…この世に生を受けるって、奇跡的なことだし、神秘的なことでもあるし…。だから、みんなが平等に幸せを享受出来なくてはいけないはずなのだよ。
精神障害者ってレッテル張られただけで、ヘルプマークやヘルプカード持ってるだけで、奇異な目で見られる…。
どんないのちでも、重さは同じはず。それをわかった振りをする人がどれだけ多いか。特に健常者と呼ばれる人種…。私にはそう思える。
健常者達の見る世界はきっと我々とは違って見えるだろうよ。思うに、健常者達のみえる世界は、まるで墨絵のごとし。人間の個性や色は、仕事や社会というフィルタで消されてしまう。
しかし、我々の見る世界は、その人達が思うよりずっと色とりどりの世界だよ。個性に溢れて、自分の色を出しまくっている。
もし、嘘だと思うならば、一度この病気に掛かってみるといい。なんせ「心の風邪」って言う具合なんだから。